El fandango en la frontera

辺境のファンダンゴ。メキシコ在住ライターのラテンアメリカ情報ブログ。

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メキシコ独立200周年目の10月2日に 

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↑独立200周年、革命100周年記念仕様のケーキ

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↑独立記念日のイルミネーションが輝くソカロ。

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きのう少しだけ町を歩いているとき、学生たちのデモをみて、10月2日が特別な日だったことを思い出した。




1968年の10月2日、メキシコシティのトラテロルコ三文化広場で起こった恐ろしい事件。
「国がめちゃめちゃなのに、オリンピックなんて、とんでもない」と
オリンピック開催反対のために集まった学生を中心に300人以上が
当時の大統領、グスタボ・ディアス・オルダス指揮により虐殺された。
(ちなみに、この男はCIAのスパイとして、情報をアメリカ合衆国に提供していた)
その10日後、オリンピックは何事もなく開催された。
そして当時の政府は虐殺の事実すら、封印しようとした。

それ以来、この日を決して忘れないために人々は集う。

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ソカロに面する通りにある店はガラスを割られないように防護壁が立てかけられどこも開店休業状態。

デモ終了後に配備された清掃員により、街角にスプレーで書きなぐられたメッセージが即時に消されて行く。
道のいたるところで、警察たちが群れをなし、暇そうにバリケードを作っていた。
学生たちが集まるソカロには、さる9月16日の独立記念日用に飾り付けられた、独立から200年、革命から100年を祝うための華々しいイルミネーションがそのまま残っている。

独立記念日は無駄に金を使いまくった虚無な祭典だったなあ...と思わずにはいられない。
その莫大な金をハリケーンや大雨で災害被害にあっているひとたちに送るべきだったのではないか、
という批判も各方面からあがっている。

オアハカ州のSan Juan Copalaで、武装集団により人権活動家が殺された事件は今年の4月に起こった。
2006年メキシコ州の空港建設に反対した民衆を政府が弾圧して多くの被害者を出したアテンコ事件についても、警察にレイプされたり、不当に捕らえられて、監獄にいる人々は今でもいる。しかし、日本ではニュースにすらなっていないだろう。アメリカ合衆国との国境の町、チワワ州シウダーフアレスで女性が800人以上殺されている連続殺人事件だって未だに解決していない。

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↑「200年の先住民殺戮、100年の不正選挙、自由って何?」と書かれている

この10月2日がくると、いつも心に留めること。

声をあげても、きっと何も変わらないからと沈黙するのは間違っている。
間違っていると感じたことに声をあげ、抵抗すること。
それが大事なんだ。

追記>
Vagabundaさんのブログで、このトラテロルコ事件のことを書いたエレナ・ポニアトウスカの書籍『トラテロルコの夜』と、映画『Rojo amanecer』について書いています。事件について詳しく知りたい方は必見!


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[ 2010/10/03 13:04 ] 日常と社会 | トラックバック(-) | CM(0)
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