El fandango en la frontera

辺境のファンダンゴ。メキシコ在住ライターのラテンアメリカ情報ブログ。

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ルイス・バルデスとメキシコ版『ズートスーツ』その2 

前回記事ルイス・バルデスとメキシコ版『ズートスーツ』その1の続き

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主催者にシンポジウム記者会見のあと、ディレクターとのインタビューをセッティングしてもらう。それはいいんだけど、肝心のルイス・バルデスに取材できなきゃ意味ないだろ。ちょうどその日は雨が降ってずぶ濡れ、髪も乱れまくり、その髪型からまるで少々フェミニンな金八先生のような私。アジア系の特権で見た目だけは若いので、完全に学生だと思われている。論文でも書くのかと周りに居たひとたちに何回きかれたことか.....。
ディレクターのインタビューを終わらせ、ほかの取材を受けているルイスバルデスに忍び寄り、じーっと待っていたら、
「どうした!君は。何をききたい?」と話しかけられ、
「あのう~、インタビューさせてください!!!」とお願いしたら
「いいよ!明日のシンポジウムには朝から参加するから時間があれば受けるよ」と言われる。
なんだー、チェックが厳しいのかと思ったら全然大丈夫そう。.....しかしインタビューできるという確証はない。
これはチカーノ文化シンポジウム朝から晩まで入り浸ってタイミングを狙うしかないので参加した。




シンポジウムはチカーノのメキシコ性についてがテーマだった。
演劇、映画、政治、パチューコ文化、移民問題などに議題が
別れていて、専門家が集結。今まで知らなかったことを知るいい機会にもなった。
そして、当然アリゾナ州移民対策法がたびたび話題に登場した。
なかにはメキシコのパチューコをテーマに発表したチカーノの学生もいて、
和やかな雰囲気のなかすすんでいった。

多くのメキシコ人たちにとって、チカーノはメキシコを捨てた者、裏切り者と
いうイメージが以前からあったように思うけど、チカーノの文化を認め、チカーノが追求するメキシコ性について、メキシコ人も学ばなければいけない、というようなことが語られていた。
こんだけ北へ渡るひとが多いんだからもう、「裏切り者」とかいってられんだろってのはあるけど。ほぼ一家に一人以上は移民してるんだから(多くは不法)。
しかし以前チカーノ映画祭が失敗したメキシコにおいて今回ズートスーツがロングラン上演されたのは、かなりすごい出来事だったと思う。

ところで、バルデスのインタビューは朝から晩までおよそ8時間くらい待って、待って.....無事敢行。
こんなわけのわからない(ほんとにマジでわけのわからない東洋人女だったと思うが)私の質問にもきちんと対応してくれて、すげーいいオーラのある人で、器の大きさをめちゃめちゃ感じた。

偉そうだったり、自分を大きく見せようとしてるのがバレバレだったり、
難しい言葉で、ごてごて飾るのとか、気取ってる人ってのは、器が小さいんだろうな~
ホントにすごい人ってのはシンプルに深いことを伝えられるし、
悪いオーラというか、バリアみたいなものが微塵もないものですね。

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この日70歳の誕生日を迎えたバルデス!観客全員がマニャニータス(メキシコの誕生日を祝う歌)で迎えてました

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ルイスバルデスの話がめちゃめちゃ良くてパワーもらいまくり。話が面白すぎる。
席が用意されていたのに、「カンペシーノは決して座らないんだよ」と立ち上がり、
おもむろにホラ貝とボールでマヤ文明のゼロの概念を交えて熱弁。痛快!

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ミュージックキャンプの宮田信さん監修チカーノソウル名曲コンピレーション
イーストサイド・ソウル・クラシックス 1963-1977』とともに。
日本のチカーノ文化普及を心から喜んでいました。
バルデスの帽子ロゴに注目。Con Corazon(心から)とCon razon(正当に)をかけているように見える。
彼の信念が表れている。いや、ほんと、マジかっこいい。

詳しい内容はラティーナの記事をぜひ読んでください!

チカーノ・シンポジウムでバルデスが語っていたことは、本当に私に勇気を与えてくれるものでした。
私がメキシコに居る理由は未だになんだかよくわかりませんが、それでもいいんだぜ!という
メッセージを受け取ったような気がしました。まあ、自分勝手な解釈だけどね。
そう、バカボンのパパも言っている。

それで、いいのだ。
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[ 2010/07/20 16:13 ] 文化 | トラックバック(-) | CM(0)
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