El fandango en la frontera

辺境のファンダンゴ。メキシコ在住ライターのラテンアメリカ情報ブログ。

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ラティーナ2012年12月号 

現在発売中のラティーナ2012年12月号の海外ニュースメキシコにて、いじめをテーマにしたメキシコ映画、ミチェル・フランコ監督『Después de Lucía』について書きました。

Después_de_Lucía

心からは好きになれない感じだけど、とても印象に残る映画です。そのテーマから、国際的に話題を集めているようで、2012年カンヌ国際映画祭で「ある視点賞」を受賞しています。
メキシコのいじめ問題は年々深刻化していて、中学生の10人に4人がいじめに悩まされているそうです。
同映画は、カンヌで監督賞に選ばれたカルロス・レイガダスの『 Post Tenebras Lux 』を押しのけ、2013年アカデミー外国語映画賞のメキシコからの代表作品に選ばれました。

個人的には、メキシコのカルト映画監督ファン・オロルの伝記映画『El fantsico mundo de Juan Orol(フアン・オロルの素晴らしい世界)』(セバスティアン・デル・アモ監督)が好きだったので、アカデミーのメキシコ代表になって欲しかったのだが。



ファン・オロル(1897-1988)の映画はギャングのドンパチがあるかと思えば、セクシー姉ちゃんが踊るトロピカルなミュージカル調シーンが挿入されたりする突拍子のない設定のものが多く、当時酷評されたにも関わらず、興行的には大成功を収めていたそうです。近年になってそのシュールな感じが再評価され、「無意識のシューレアリスト」と呼ばれるようになりました。スペインはガリシアで生まれ、キューバで育ち、メキシコへ行き、ギャングの手先になり、女にモテたいという一心で映画監督になったという、その人生も彼の映画と同様、破天荒そのものでした。映画『El fantsico mundo de Juan Orol』は、そんな彼の人生を、白黒シーンを効果的に使い、レトロでキッチュな感じで描くのですが、不思議とオロルの情けないところ、人間くさいところが生々しくでていて、いい。フィルムが大事にされていた時代をすごく良く描いている。映画愛というか、フィルム愛に満ちていて、ラストでは思わず泣かされました。日本で公開されればいいんだけど....。
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[ 2012/11/19 22:42 ] 業務報告 | トラックバック(-) | CM(0)
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