El fandango en la frontera

辺境のファンダンゴ。メキシコ在住ライターのラテンアメリカ情報ブログ。

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入院中に読んだ本 

退院してからもう3ヶ月になろうとしています。手術入院体験記も続きを書かずにそのままになっていますが、
信じられないほど元気になりました。
フランケンみたいな腹の傷もだんだんふさがってきて、体調はとってもいい。
先日の診察でも経過は良好、酒もセックスも自転車も解禁していいと言われました。
外出が自由にできるようになったし、コンサートなどのイベントにも行けるようになったのがめちゃくちゃうれしーです!!
仕事はすでに再開していて、取材も行ってます。
でも、以前よりはすぐに疲れてしまうし、酒にもめっぽう弱くなってしまいました。
ちょっと休み休み、やっていきたいと思います。

ところで、入院中に読んだ本2冊を紹介します。
もっとたくさん本が読めるかと思って、いろいろ持って行ったのに、
あまりにしんどかったので、結局2冊しか読めなかった。
しかし、2冊とも入院時の閉塞的な状況から気をそらさせてくれる、まるで旅しているような気分にさせてくれるいい本でした。
本があれば、どんなところに居ても旅はできるね。

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まずはバルセロナに住む友人EBITAさんが贈ってくれた本、マヌ・チャオの父、ラモン・チャオの『チェのさすらい』。
この本はEBITAさんと新宿のカフェ・ラバンデリアの方々によるグループ、Quarte Gatzが出版しました。
(そのブログはこちら
セルバンテスの『ドン・キホーテ』とチェ・ゲバラの『モーターサイクル南米旅行記』(「モーターサイクルダイアリーズ」のネタとなった本)をラモン・チャオの独自の解説でひもといていく本編は、こんなひどい社会でもサバイバルしていけるんだという勇気を与えられるし、面白いんだけど、とくにイグナシオ・ラモネが本書のために寄せた文がめちゃくちゃいい。
ラモン・チャオが自分の空想キャラクターの入れ墨を身体にびっしり入れていくというエピソードが、なんだかすごく気に入りました。

roji.jpg

もう一冊はメキシコに住んでいる友人たち(彼らはメキシコシティで、とってもかっこいいお店をやっています。詳しくはこちら)が、貸してくれた、上原善広の『日本の路地を旅する』。
中上健次が、「路地」と呼んでいた被差別部落。これは著者上原氏が日本中の路地を歩いた記録であり、紀行文です。上原氏自身が大阪の路地出身なのですが、重く扱われがちで、タブー視されている「路地」を、きれいごとを語るわけでも、差別だけを大きく取り上げるのでもなく、淡々と風景を描いているのがいいです。
その淡々のなかに、リアルさがあり、あたたかみがある。かつては日本じゅうの町に存在した「路地」というものについて、それをなかったことにしようとする世の中の不思議についても鋭く切り込んでいると思いました。
上原氏は世界の「路地」も取材しているみたいなので、メキシコのことも取り上げていただけたらいいなーと勝手に思っています。いつか一緒にメキシコの路地を歩けたら面白そうです。
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[ 2012/11/17 22:42 ] | トラックバック(-) | CM(0)
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