El fandango en la frontera

辺境のファンダンゴ。メキシコ在住ライターのラテンアメリカ情報ブログ。

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国境を越える物語 

norteado2.jpg

日本で6月に公開されるキャリー・フクナガ監督の
闇の列車、光の旅』。
メキシコで2009年に観ました。
中米の移民たちの現実をドラマ仕立てで、世にわかりやすく伝える
という点ではいいと思いますが、アメリカ合衆国のエルサルバドル
移民発祥のギャング団で、現在南北アメリカ大陸に勢力を発展している
=マラス(マラサルバトルチャ)の説明が、はしょられすぎてるなー
という印象を受けました。
4月21日発売のローライダーマガジン(なんと今号で休刊だそう!!)
で、宮田信さんが『闇の列車、光の旅』の映画評を書かれているそうです。
私は記事を読んでいないのですが、そこではマラスとは何かについて、
多く書かれたとのこと。
チカーノ文化に20年以上関わり、マラスが誕生したロサンゼルスの
歴史を見続けてきた宮田さんだからこそ、書けるものだと思います。
ぜひ読んでみてください。

ところで、昨日、かなり興味深い映画『NORTEADO』を観ました。
監督は本作がデビューとなるオアハカ出身のリゴベルト・ペレスカノ。
国内外のいろんな映画祭で上映され、賞もとっているようです。



オアハカから出てきた青年が、コヨーテ(案内人)の手引きで
ティファナ経由でアメリカ合衆国の国境を越えることになりますが、
金をだまし取られ、砂漠に置き去りにされアメリカ合衆国の移民警察に
捕まり、またメキシコ側へ強制送還されます。
途方にくれながらも、国境沿いの小さな食料品店の女店主の手伝いを
することになった彼は、壁を越える機会を伺いながら、女店主と
そのお手伝いをしている女性と、ぎこちない共同生活を始めます。
さて、彼は壁を越えることができるのか....というストーリー。

まるでジム・ジャームッシュ初期作品のように会話がほとんどなく、
淡々としているのですが、その描き方が逆に良かった。
きまずい沈黙や間が、言葉よりも多くのことを語っていました。
変にドラマチックに描くよりも、非常にリアルな状況を映し出していた。

この映画4月23日からメキシコの映画館で一般公開されます。
はっきり言って地味な作品なので、すぐに打ち切られる可能性大。
興味のある方、ぜひ、観てください。

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[ 2010/04/20 07:54 ] 映画 | トラックバック(-) | CM(0)
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