El fandango en la frontera

辺境のファンダンゴ。メキシコ在住ライターのラテンアメリカ情報ブログ。

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怒る学生たち『私は132』 

latina2012_6.jpg

2012年7月1日のメキシコ大統領選まであと約1ヶ月。
巷ではPRI(制度的革命党)のエンリケ・ペニャ・ニエト(略してEPN)候補の圧勝が囁かれています。月刊ラティーナの2012年6月号(なんと同号で、創刊60周年。700号目。すごい!)の海外ニュース、メキシコでは、そんな大統領選前に湧くメキシコの人々の声をレポートさせていただきました。

さて、いったいどうなるのか...

今日の新聞一面
la jornada2012524
莫大な資金を使い建立され、汚職記念塔と名高いEstela de Luzの前に集まる1万人以上の学生たち

PRIがメディアと癒着し、選挙活動を行っているとして、大手テレビ局Televisa、新聞Milenioが事実と異なった報道をしていると抗議し、両社の前での1万人以上の学生たちが主宰するデモ『私は132』が頻繁に行われる事態になっている。
デモの名前は5月11日、EPNのイベロアメリカ大学来訪に抗議する姿勢をビデオによってみせた131人の学生たちからとったもの。(注 追記あり5月25日)
イベロアメリカ大学のペニャニエト来訪のときの様子


公会堂でのスピーチでも学生の抗議が。EPNがアテンコ事件(EPNがメキシコ州知事だった2006年、同州のサンサルバドールアテンコで空港建設反対に立ち上がった市民に対し、警察機動隊に武力と暴力で抑え込むことを指示した。殺害された者、投獄された者や、警察に強姦された女性たちもいる)についてスピーチするも、「市民の安全を守るためにやむなく武力を行使した」って言ってるけど、市民の権力を踏みにじり、暴力で抑え込み、命を奪うことが市民の安全を守ることなんでしょうか?


「ペニャは出てけ」「アテンコはおまえを忘れない」と学生たちが叫ぶなか、逃げるように去るEPN。

この後、PRIが大学来訪の模様を独自に編集したビデオを発表。支持する学生が登場する設定になっているが、実際はPRIのEPNキャンペーンに関わる若者たちで、イベロアメリカ大学の学生ではない。
悪名高い元大統領カルロス・サリナス・デ・ゴルタリ (EPNの背後には彼の存在があると言われている)のマスクをつける者たちの姿や、アテンコ事件への抗議プラカードや「人殺し」「アテンコ」「イベロ大学はあんたなんていらない」といったシュプレヒコールがあがっていたのもきれいに削除され、ソフトなムード音楽でまとめあげられていた。
↓このビデオでは、それを検証している。


(追記補足;5月25日)
前述の131人が登場するビデオは学生証とID番号をカメラの前で述べる姿が映っているもの。

自分たちがイベロアメリカ大学の生徒だということをアピールし、PRIやマスコミの情報操作に対する抗議の姿勢を示している。それが大反響を呼んだことから、PRIはその131人の学生を探せと大学側に依頼状まで送っていたのがFacebook上でも流出した。



facebookやtwitterでもEPN叩きはすごいし、先週メキシコシティで行われたEPN抗議デモには4万6千人が集まっていたそうだ。人々が『EPNはメディアを操るが、わたしたちにはネットとストリートがある』という主張を訴えていたように、私や友人のまわりでもEPNに投票しようとしている人は誰もいないはずなのに、彼が圧勝すると皆口をそろえて言う。なんか、不気味。
その暗黙の了解みたいなものが、EPNを勝利に導いてしまうのかもしれない。


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メキシコ大統領選は終わったのか?

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[ 2012/05/24 06:50 ] 業務報告 | トラックバック(-) | CM(3)
はじめまして。
ヨルダンのアンマン在住
和さんです。
パレスチナ難民局の学校で美術の先生やってます。
メキシコは10~20代かかわっていて、今もつながる友達がいる大好きな国です。
今回、今のメキシコ情勢が知りたくて、
ネットサーフィンしていたら、CHOLAさんのページへたどり着きました。
これからも、ときどきおじゃましますね。

こちらはメキシコの正月記事
http://kazitabonita.blog133.fc2.com/blog-entry-84.html

ヨルダンでの仕事。学校授業の様子
http://kazitabonita.blog133.fc2.com/blog-entry-101.html
とつぜんのお便り失礼しました

和さん
[ 2012/06/06 12:17 ] 和 [ 編集 ]
こんにちは、ブックマークさせていただいている者です。メキシコ選挙戦の日本語の詳しい情報ありがとうございます。メキシコの隣の某悪名高い国に住んでいますが、私の周りのメキシコ人/メキシコに関わっている人も皆アンチEPN/PRIなのに、やはり彼が優勢なようなのはなぜ?と思っていました。この記事で、EPN/PRIのメデイアとの癒着などを読んで、納得できる気もしました、、。国をあげた変化だけにこれからの展開も気になりますが、とりあえずは、公正な選挙が無事終わりますように。これからも記事、楽しみにしています。
[ 2012/07/01 16:34 ] vvonder [ 編集 ]
> vvonderさま

いつもブログをご覧いただいているとのこと、嬉しいです。ありがとうございます。
結局EPNが勝った....ということになりました。非常に後味の悪い結果ですが、(不正も当然行われているでしょう)PANがこの12年間、政権をにぎってしっちゃかめっちゃかにしたことから、PRDのような左派の新しい政党に政権を握らせるのが怖い....だからPRIに戻った方がマシだという想いが人々のなかにあるのではないかとおもいます。
6年後の選挙までに、世の中がどう変わるのか、注視していきたいと思います。
[ 2012/07/02 18:34 ] chola [ 編集 ]
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