El fandango en la frontera

辺境のファンダンゴ。メキシコ在住ライターのラテンアメリカ情報ブログ。

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ウィチョールの聖地WIRIKUTA(ウィリクタ)を守れ! 



WIRIKUTA SE DEFIENDE(ウィリクタを守れ)キャンペーンのために結成されたコレクティヴ=Aho Colectivoのオフィシャルビデオ
参加アーティスト:Venado Azúl, Rubén Albarrán (Café Tacvba), Poncho Figueroa (Santa Sabina), Roco Pachukote (ex-Maldita Vecindad, Sonidero Meztizo), Lengualerta, Hector Guerra (Pachamama Crew), Moyenei Valdés (Sonidero Meztizo), Valle González-Camarena (22), Memo Méndez Guiu (22) y Moi Gallo en la parte musical, Marcoatl, el Gallo, Benjamin Ramauge, Gaby Fuchs, Damian Mendoza y Jose Matiella


メキシコ先住民たちの多くは、約500年前のスペイン侵略後から現在まで、住み慣れた土地を略奪され、搾取され続けてきた。昔ながらの暮らしや文化が生き続ける場所が少なくなっていくなか、いまもそのルーツを保つ神聖な場所のひとつが、ウィリクタだ。メキシコ中央部西を拠点とするシャーマン信仰の先住民族、ウィハリカ(ウィチョール)は、ウィリクタに生えるペヨーテ(幻覚サボテン)を儀式の際に摂取する。
自然を敬い、独特な宇宙観を持つ事から、彼らの手工芸品には奇抜な色彩感覚があることで知られている。

そのウィリクタのテリトリーのなかで、サン・ルイス・ポトシ州カトルセ山脈付近の土地が、同州政府によってカナダの鉱山会社へ売却されることになった。同地は、絶滅の危機にある動植物16種が存在し、自然や文化保護区とされるべき場所である。 

ウィハリカの人々や周辺住民の合意も得ないまま、売却に踏み切った政府に対し、2011年10月ごろより、メキシコ各地で強い反対運動が行われるようになった。その中心メンバーのひとりは「チェチェン・イッツアーのような古代遺跡は世界遺産になっているのだから、先住民族文化を現在進行形で継承するウィリクタの重要さをユネスコに認定してもらいたい。そうすれば、政府が犯した過ちの重大さに気がつくはずだ」と主張する。

この反対運動に多くのミュージシャンたちが賛同し、2011年末よりウィリクタ保護のためのコンサートが各地で開催されてきた。(その収益はすべて、運動資金として寄付される)。その中心メンバーとなっているのが、カフェ・タクーバのヴォーカル、ルベン・アルバランと元マルディータ・ベシンダーのヴォーカル、ロコだ。2012年 5月26日にメキシコシティの巨大ホール、フォロー・ソルで開催予定のウィリクタ・フェストでは、彼らの呼びかけで、カジェ13、フリエタ・ベネガス、カフェタクーバ、ルベン・アルバランのプロジェクト、ホッポや、元マルディータ・ベシンダーのヴォーカル、ロコとその妻のモジェネイによるユニット、ソニデロ・メスティーソ、レゲエ・アーティストのレングアレルタ、ロックグループのZoé、そして、ウィハリカの伝統音楽グループ、ベナード・アスールが出演が決まっている。
 ルベン・アルバレスによれば、賛同するミュージシャンのなかには、ロス・ティグレス・デル・ノルテや、マヌ・チャオの名前も挙がっていて、現在出演交渉中とのこと。

このフェスティバルの開催日に、私はちょうどメキシコにいないので、行けないのが悔しいのだが、ぜひ成功してほしい。そして、多くのひとたちが、先住民たちが持っている貴重な文化や、自然の大切さについて考える機会になればと思う。

ウィリクタ保護オフィシャル・ホームページ

ウィリクタ・フェストオフィシャル・ホームページ

(この文章はラティーナ2011年12月号のメキシコ・ニュースで掲載した原稿を元に、ブログ掲載用に書き換えています)

追記2012/4/29
WIRIKUTA FESTの最新情報がfacebookで発表されました

公演は予定通り
5月26日 ForoSolで 13:00から

出演バンドは20以上(ちなみに、そのなかにマヌ・チャオは入っていません)
Cafe Tacvba, Caifanes, Enrique Bunbury,Calle 13, Julieta Venegas, Sonidero Meztizo,Colectivo AHO, Ely Guerra, Dr. Krápula,Amandititita, Ginger Ninjas, Héctor Guerra,Lengua Alerta, Luix Saldaña ,Venado Azulほか

チケットは5月3日よりBanamexで前売り 5月4日からTicket masterで販売開始




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[ 2012/04/29 15:33 ] 文化 | トラックバック(-) | CM(2)

ラティーナ2012年5月号 

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現在発売中のラティーナ2012年5月号にて『国境エレクトロニック・ミュージック最前線 〜
メキシコでも米国でもない境界(フロンテラ)と インターネットで育まれた音』
という記事を書かせていただきました。
(まだ掲載誌みてないので何とも言えないのですが、3ページか4ページくらい使った結構大きい記事になっていると思われる)
ビルボード・ラテンチャートでも1位になり、いまや全世界的に注目されるモンテレー在住のコレクティヴ、3ballMTY(トリバル・モンテレー)や、トロピカル+ベースをコンセプトにした新興ネットレーベル、COCOBASS(ココバス)の創始者の2人....ティファナ在住、MARIA Y JOSE(マリア・イ・ホセ)/Tony Gallardo II(トニーガジャルド2)
名義で活躍するトニー・ガジャルドと、ベネズエラの首都カラカス在住のFLYBVCK(フライバック)ことエドゥアルド・ルイス・エルナンデス、そしてココバスのレーベルアーティストでもあるティファナ/サンディエゴ出身のエレクトロ・トリオ、ロス・マクアーノスに取材して、構成しています。

取材のために3ballMTYのライブにも行って来たが、かなり楽しかった↓
P3034583.jpg
客層が面白い。ヒップスター気取りの輩から、香水の匂いぶんぷん、ハイヒールを履いた女性たち、バリオっぽいキッズたち、親子連れ、パンクス、ゴス系までありとあらゆる人々がいた。
ミスフィッツのファンもトリバル好き?↓
P3034605.jpg


さて、記事内で取り上げているアーティストの音源をピックアップ
[ 2012/04/19 18:55 ] 業務報告 | トラックバック(-) | CM(0)

メキシコ映画『グッド・ハーブ』のDVDが発売! 

buenasHierbasDVD.jpg

いちおしのメキシコ映画『グッド・ハーブ』のDVDが2012年5月25日にTOブックスから発売されます。

2011年7月の日本公開から、だいぶたった今でもじわじわとクチコミで話題になっているこの作品。
先住民から伝わる薬草を媒介に、母と娘の絆について描いています。
ハーブ、先住民文化、オアハカ伝説のシャーマンのマリア・サビーナ、
メキシコのカウンターカルチャー、サパティスタ民族解放軍、ラテンアメリカ音楽....
これらに興味のある人は、きっとピンとくるものがあるはず。


映画公式サイト:
http://www.action-inc.co.jp/hierbas/

DVD公式サイト:
http://www.toenta.co.jp/dvd/hierbas/index.html

DVDはオンラインで予約も可能。

インディーズメーカーや小売店を苦しめるグローバル企業am●zonでも予約受け付けてるけど、メーカーからの購入を強くおすすめします(もちろん個人の自由ですが、スルーしないで、ひとこといいたいのであえて書きました)。

先日も高崎映画祭で上映されたばかり。地方での上映も長く続いています!
映画関連の最新情報をまめにブログでアップしてますので、
チェックよろしくです↓
メキシコ映画『グッド・ハーブ』最新情報  

ずっと応援していくぜ!だって本当に好きな映画だから。


[ 2012/04/13 13:27 ] 映画 | トラックバック(-) | CM(0)

ボカフロハ、待望のニューアルバム発売! 

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ボカフロハ『パトロヒアス・デル・インビシブレ・インコモド』
BG-5126 発売元:MUSIC CAMP, Inc.

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メキシコシティ出身、ラテンアメリカを代表するEL RAP CONCIENCIA(コンシャス・ラップ)MCボカフロハ。
現在ニューヨークのブロンクス在住。キロンボ・アルテ(厄介者の芸術)というコレクティヴを率い、ヒップホップやスポークンワーズを媒介にしたワークショップやイベントを、南北アメリカ大陸やヨーロッパで行っています。

そんなボカフロハの待望のニューアルバム『パトロヒアス・デル・インビシブレ・インコモド』が2012年4月15日に日本で発売されます!
今回、アルバムのライナーで解説と歌詞対訳3曲をやらせていただきました。
全体的にジャジーで、ソウルフル。甘い女性ヴォーカルが絡んだ美しいトラックでまとめられていて、ふだんヒップホップはあまり聴かないという人たちにも、おすすめです。
そして、今までの彼の作品のなかでも突出して鋭いメッセージが込められている。
これは間違いなく、ボカフロハの最高傑作です!

ミュージックキャンプの宮田さんもBARRIO GOLD RECORDSのブログ
で書いていますが、日本ではスパニッシュラップといえば、ギャングスタ系が主流で、ジャジーヒップホップをやっているボカフロハのことはなかなか理解されない。こんなカッコいいことやってるアーティストがいるんだということを広めるために、これからもがんばっていきますよ!

ちなみに、ボカフロハのコレクティヴ、キロンボ・アルテの活動は非植民地化、ディアスポラ(移民居住区)やルーツ、自治といったものと深く関わる内容だけに、移民社会のアメリカ合衆国でもカルチュラルスタディーズ方面で非常に注目を集めていて、そのイベントには活動家や学者たちも多く訪れているそうだ。
だけど!!!彼らの活動は「お勉強」が目的じゃないんだよ。この生きづらい世の中をどうやって堂々と生きていくのか....というシンプルなようでいて、なかなかそう簡単には得られない(気づかない)方法を知るためのものだと私は思っています。
彼らの活動が素晴らしいなーと共感するのは、これからの未来を作っていく10代の若者たちを重要視している点。ワークショップやイベントを訪れるのは、ラテンアメリカから、アメリカ合衆国へ着いたばかりの移民の若者たちが圧倒的に多いそうです。

アルバムの歌詞対訳は、彼の今までのリリックのなかでもさらに難解で、非常に苦労しましたが、メッセージや意図が伝わるように、ボカフロハ本人に話を聞いたうえで、ライナーで詳細な曲解説をしています。音だけ聴いてもカッコいいんだけど、やっぱり彼が率いるコレクティヴ、キロンボアルテのやっていることを理解したうえで、アルバムを聴くのが一番!興味ある方、日本盤をぜひよろしくお願いします!

アルバムの試聴はこちらでできます!


アルバムのプロモビデオ:






[ 2012/04/11 23:30 ] 音楽 | トラックバック(-) | CM(0)

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